成人先天性心疾患


 先天性心疾患の治療進歩は目覚ましく、重度な複雑心奇形であっても外科治療を行うことで、生存期間は著しく延長しました。生まれてくる子供の100人に1人は先天性心疾患であり、その90%以上の子どもが成人となっている現状から、現在50万人以上の成人先天性心疾患の患者さんがいると推計されています。

一般的に先天性心疾患は無症状であれば通院は不要と考えられていました。しかし実際には、術後後遺症、不整脈、心不全、感染性心内膜炎などの心臓疾患リスクは正常人に比べると高く、それ以外にも妊娠・出産、遺伝、非心臓手術時の問題、疾患によっては肝硬変・肝癌のリスクなど全人的な診療が必要といわれています。当院では循環器内科・総合内科専門医兼成人先天性心疾患専門医を有する医師が診察しますので、

・心不全や不整脈の治療経験が豊富で成人領域のエビデンスの応用が期待できる

・生活習慣病や心臓以外の成人性疾患が生じた際の対応に慣れている

・小児科から主治医移行による患者さん自立の促進ができる

などの利点があると考えています。

「昔先天性心疾患といわれたことがあるな」

「大きな病院で診てもらっているけどかかりつけ医を作りたい」

「大人になったので小児科から大人の内科に移行したい」

という方がおられましたら、いつでもご連絡いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

先天性心疾患とは主に次のような疾患となります

 

チアノーゼ性心疾患(ファロー四徴症、修正大血管転位、単心室症など)

非チアノーゼ心疾患(心房中隔欠損症、心室中隔欠損症など)

弁膜症(大動脈2尖弁など)

冠動脈疾患(川崎病冠動脈瘤など)

心筋症(肥大型心筋症など)


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